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子どものADHD治療をサポートするビデオゲーム医療機器の開発
子どもの「考え方」をビデオゲームを通して測定することで、小児ADHD(多動性・衝動性障害)の臨床の現場をサポートするデジタル医療機器を名古屋大学・浜松医科大学と共同研究開発しています。
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ADHDとは
ADHD(注意欠如・多動症)とは、不注意、落ち着きがない、深く考えずに行動に移すなどの症状が目立つ発達障害です。一部の症状は投薬治療で抑えられますが、生まれつきの脳の特性によるところが大きいため、「治して終わり」ではなく「ADHDとどう一緒に生きていくか」が重要です。ADHDは治療を受けないままだと、うつや不安障害、生産率低下などにつながる障害であるものの、子どものうちに診断と治療ができれば悪影響を大幅に軽減できることもわかっています。
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ADHD臨床現場のひっぱく
ADHD症状は子どもの10人に1人に見られますが、ADHDの専門医は国内に800人ほどしかいません。これは専門医1人あたり、ADHDの子どもが1000人いる計算になります。臨床の現場では、「専門医にかかりたいのに予約がとれない」「初診は半年待ち」が常態化しています。
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ADHD治療の難しさ
ADHDの治療では、本人の個性や抱える問題に合わせた治療方針を決める必要があります。しかし、ADHDの子どもについて客観的な情報を集めるのは難しく、効率的な症状の判別や治療方針の決定が難しいという大きな課題があります。

私たちの活動
AlmaprismはADHD治療をサポートする「国内初のビデオゲーム医療機器」を目指した研究開発を行っています。子どもたちがビデオゲームの中でとった行動に表れる「考え方」のデータを使うことで、より効率的にそれぞれの子どもにマッチする治療方針を提供できる「新しいデジタル医療」を目指しています。
本プロジェクトは国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和4年度 「医療機器等研究成果展開事業」として名古屋大学・浜松医科大学と共同採択されています。